2017年5月1日月曜日

ヨーロッパキリスト者の集い

 毎年恒例のヨーロッパキリスト者の集い第34回は、今年も夏に行われます。ドイツのライプツィヒにて、8月3日~6日の第一日曜日を参加者全員で礼拝を捧げて終えます。280名の応募予定に、参加申込者が320名となる大盛況となりました。それはなんといっても、今年が宗教改革500周年となる記念の年でありドイツという開催場所も魅力なのでしょう。3年前にこの予定が決まった時には、すでにルターが95か条の提題を掲げたヴィッテンベルグにあるホテルは世界中から集まるプロテスタントでいっぱいだったとのことで、今年がどんなメモリアルイヤーになるか楽しみです。
 集会2日目には、ライプツィヒにあるバッハが生涯の後半をオルガニスト兼指揮者として過ごしたトーマス教会を借りて「賛美礼拝」も持たれます。もちろん、参加者の中から聖歌隊が結成され、賛美とオルガンと素晴らしい楽器演奏にカンタータの調べ会衆賛美と本当に贅沢な集会が予定されています。今から素晴らしい賛美者たちと、ルターやバッハの居た、かの地で「神はわがやぐら」を会衆賛美として捧げることができると、とても楽しみにしています。
 また今回の集いの分科会は盛りだくさんです。ドイツならではの「難民問題を考える」また難民として迎えたムスリムの人々を隣人としてどう関わっていくのか?の分科会もあります。もちろん、今までと同じく信仰継承の事や、帰国して日本の教会にどう仕えていくかも変わらぬテーマでもあります。もっと欧州の日本語教会の抱える問題や悩みを日本の教会と分かち合えたら!と願います。きっと時差があったとしても、これからの日本の教会が迎える問題だと思うからです。SNSやスカイプで近くなった世界にあって、この難しい時代を生き、主に仕える大切な使命を考える機会になればと祈ります。(N)